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【セミナー開催報告】10/27「老老相続・遺言執行者と家じまい」(3)

~遺言執行者~奥野舞弁護士


遺言執行者とは

遺言執行者=相続人の「代理人」

●相続人の代わりに遺言に書いてあることを実現する権限を持つ

 →遺言執行者は、この預金は〇〇に、不動産は△△にする、など遺言書の希望通りに動ける

通常のケース=相続人全員の合意のもと、銀行の預金を下ろす、不動産を売るなどをやる

遺言執行者がいれば、遺言書に書いてあることを実現するのに、相続人全員の同意がいらない

●遺言書(できれば公正証書遺言にしておくのが確実)に「遺言執行者」を指定、情報を記載しておく

●<応用編>遺言執行者の指定がなければ、家庭裁判所に申し立てをして、遺言執行者を指定することができる

 相続人の誰かが申立てをする(相続人全員の戸籍をそろえるなど手間がかかる)

 

◎老老相続の問題点(*)を解決するのに、とても良い制度である

*老老相続の問題点*相続人が多い・手続きもたくさんあるなど

 

遺言執行者ができること

 遺言の記載内容を実行すること

1.財産を誰に、どのように分与するのか

 (特定の相続人を廃除することもできる)

 

2.遺産の不動産をどのように処分するのか

 

3.葬儀に関する希望(宗派や方式、費用など)

 

4.生命保険金の受取人、子の認知、尊厳死、検体などの希望

 

遺言執行者を指定した事例

<ご本人情報>

90代女性

子どもなし

札幌市内に自宅を所有

同市内に居住する親族なし

持病なし、かかりつけ医なし

 

<奧野弁護士との関係>

夫は数年前に他界

その際相続に関して奧野弁護士に依頼、その後相談などをしていた

奥野弁護士が勧めて公正証書遺言を書き、遺言執行者を指定

 

<ご本人が亡くなったあと>

親族が奧野弁護士に連絡

遺言執行者として遺言の執行が始まる

 

<遺言執行者の仕事>

1.相続人の確定

 ご本人が高齢であったため、両親も兄弟姉妹も死亡

 代襲相続となる*兄弟姉妹の子ども(ご本人にとっては甥姪)12名、うち1名が死亡なので、11名

2.被相続人(ご本人)の生まれてからなくなるまでの戸籍やすべての相続人の戸籍や住民票を集める

3.すべての相続人の印鑑証明を集める

4.預貯金を解約し現金化する

5.遺言書に書いてあったとおり自宅として使っていた家と土地を売却する

 うぃーらの藤田絵理子不動産鑑定士・宅地建物取引士に依頼し、スムーズに売却できた

 *自宅で亡くなっていたところを発見されたので、事故物件扱いとなる

 残置物の片づけをうぃーらの片づけ作業ドリームチームに依頼

 いろいろなモノが見つかる可能性があるので、信頼できる業者を選ぶ必要がある

 特殊清掃も必要

 

「遺言執行者」が特におススメの方は

●高齢の方

●特に不動産を持っている方

●子どもがいない方など

 

一般社団法人うぃーらにご相談いただければ、専門家たちが必要に応じて情報を共有し、協力してサポートします